「永遠の旋律」フジコ・ヘミングの芸術は亡くなった後も失われない
著名なピアニストで、絵も人気だったフジコ・ヘミングが、2024年4月21日に膵臓がんで92歳で亡くなりました。
フジコ・ヘミングは、1931年12月5日にドイツのベルリンで生まれ、5歳でピアノを始め、10歳からはレオニード・クロイツァーに師事しました。その後、東京藝術大学とベルリン国立音楽学校で学び、多数の賞を受賞しました。
彼女は、若い頃に両耳の聴力を失いましたが、その情熱と才能でピアノを演奏し続け、多くの人々に感動を与えました。
フジコ・ヘミングのデビューCD「奇蹟のカンパネラ」は、発売後3ヶ月で30万枚を売り上げるなど、日本のクラシック界で異例の大ヒットとなりました。また、彼女は絵も描き、動物愛護やチャリティコンサートを積極的に行うなど、音楽以外の分野でも多大な貢献をしました。
フジコ・ヘミングの音楽と絵は、彼女の死後も多くの人々に愛され続けています。