宮崎県で「フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生展」が開催
宮崎県の高鍋町美術館は、2024年7月13日~2024年9月23日の会期で、「開館25周年記念 フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生展」を開催します。
フォーエバー現代美術館は2006年に秋田県で初めて現代美術を紹介する専門機関として秋田市に開設されました。2017年に京都市東山区祇園町に移転し、2019年に惜しまれながら閉館した美術館です。現在は他の美術館への貸出をメインにしています。700点近くの美術品の6割近くが草間彌生氏の作品で、そのほかにヨーゼフ・ボイスや宮島達男などを収蔵しています。
草間彌生は幻覚や幻聴に悩まされながらも、その経験を独自の幻想的な絵画に昇華させてきました。京都市立美術高等学校で写実的な技法を習得し、1957年に渡米してニューヨークのアートシーンで活躍。1980年代末には、封建的な日本社会との対峙を通じて女性アーティストとして再評価されました。