ジョニー・デップが監督した、モディリアーニの伝記映画が劇場公開

映画『モディ、狂気の翼に乗った三日間』は、エコール・ド・パリの画家アメデオ・モディリアーニの人生を描いた映画です。


この映画は、ジョニー・デップが約30年ぶりに監督業に復帰したことを記念するもので、モディリアーニの複雑な人生と芸術的なビジョンを探求しています。


ジョニー・デップは私生活の問題で一時期ハリウッドから姿を消していましたが、元妻アンバー・ハードとの裁判に勝訴し、再び映画制作や俳優の仕事に戻ることができるようになりました。


モディリアーニは、1920年に若干35歳で亡くなったイタリアの芸術家で、その作品は死後に高く評価されました。デニス・マクインタイアの戯曲『モディリアーニ』を基にしたこの映画では、第一次世界大戦中の1916年のパリでの72時間が描かれ、モディリアーニの芸術と個人的な苦悩を浮き彫りにします。


映画の中で、モディリアーニは警察から逃げながら、芸術家としてのキャリアを終えてパリを去ることを望んでいますが、友人たちにその考えを否定されます。リッカルド・スカマルチョが演じるモディリアーニの演技が見どころです。名優アル・パチーノも出演しています。


この映画は、2024年9月24日にスペインのサン・セバスティアン国際映画祭で初公開され、モディリアーニの故郷であるイタリアでは11月21日に劇場公開されました。全世界での劇場公開は2025年の予定です。

アートニュース一覧