棟方志功はいかにして成功したか?
—原田マハが描く愛と芸術の情熱的な生涯
人気作家の原田マハさんが、青森市出身の板画家・棟方志功をテーマにした新作アート小説『板上に咲く』を幻冬舎から上梓しました。
この作品は、棟方志功の妻チヤの視点から描かれており、夫婦愛を通して芸術家としての成功を描いています。
原田マハさんはデビューする前に美術館勤務の経験がある作家です。キュレーターとして活動していたので美術に深い知識を持ち、これまでにもゴッホやピカソやルソーやモネの作品を題材に、多くのアート小説を発表しています。
原田マハさんは棟方志功を敬愛しており、棟方の魅力を小説内でふんだんに描写しました。「ワぁ、ゴッホになるッ!」とゴッホを目指して上京した青森の青年はいかにして世界のムナカタになったのでしょうか?
本書は「史実に基づいたフィクション」であり、棟方志功の前半生に新たな光を当てています。興味を持たれた方は、ぜひ手に取ってみてください。