「アート・オブ・ザ・リアル」
鳥取県立美術館が美術の新たな境界を探る開館記念展
「ほぼ最後」の県立美術館と言われる鳥取県立美術館が2025年3月30日にオープン!
開館記念展「アート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術-若冲からウォーホル、リヒターへ-」は2025年3月30日から6月15日までの開催です。
この展覧会は、古来より美術の重要なテーマであった「リアル」を新たな視点で探求するものです。江戸時代から現代に至るまで、日本と海外の美術を横断し、リアルという概念の進化と挑戦の軌跡を浮き彫りにします。
出品作家には伊藤若冲、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、草間彌生、ピカソなど、歴史と現代を代表する100名以上が名を連ねています。特に注目すべきは、若冲の《象と鯨図屏風》、ウォーホルの《ブリロ・ボックス》、リヒターの《抽象絵画(648-1)》など、国内外の貴重な作品が多数展示される点です。
特に、やなぎみわの《Windswept Women》シリーズは、2009年ベネツィア・ビエンナーレでの発表以降、鳥取砂丘を舞台にした作品が初めて地元で披露されることで話題です。
本展は、鳥取県立美術館の企画展示室およびコレクションギャラリーで開催されます。開館時間は午前9時から午後5時(特定日は夜間開館も実施)で、一般チケットは1,600円です。
この展覧会は、美術のジャンルや時代、文化の境界を超え、「リアル」という概念を通して新たな美術体験を提供する場となるでしょう。ぜひ、鳥取県立美術館へ足を運び、時を超えた美術の魅力を体感してみてください。