いつから絵画が資産として売買されるようになったのか?
節税にもおすすめです

近年、オークションなどで絵画が高額で落札されることが増え、ニュースにも取り上げられるなど、絵画は高額での売却が見込める資産となっています。

しかし、印象派のメンバーが活躍していたころには、まだ画家の地位も低く、絵が高額で売れるとは考えられていませんでした。


では、絵画はいつから高額で取引されるようになったのでしょうか?

実は、その先陣を切ったのは印象派絵画です。二束三文で売られていた印象派の絵画が、アメリカにもっていくと高く売れる、と知った人々が作品を買い漁り、瞬く間に価格が高騰しました。
このような経緯から、絵画は単なる鑑賞物から、投資対象に変わったのです。

そのため、印象派から30年後のピカソなどの時代には、絵画の市場が完成しており、画商の数が増え、画家に対する保護も始まり、人気の出そうな作家はさほど生活に困ることがなくなりました。

当時の絵画の投資熱がうかがえる、面白い話があります。
1904年、フランスの投資家アンドレ・ルヴェルが、友人らと共に「熊の皮」(フランスのことわざで”取らぬ狸の皮算用”の意)を設立しました。
彼らは、当時まだ無名であったピカソシャガールなどの若手作家、これから値上がりが期待できると感じたモネやゴーギャンなどの絵画を150点購入し、時がたつのをじっと待ちました。

そして10年後の1914年、すべての作品をオークションにて売却したところ、売上総額は4倍にまで登ったそうです。

このように、絵画が資産として売買されるようになったのはまだ近年のことなのです。


日本では、購入価格が1点30万円未満(資本金が1億円以上の会社では1点20万円未満)の絵画は300万円を上限にその年の償却資産として一括償却できます。

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