アイ・ウェイウェイがレゴでモネに挑戦!
65万個のブロックで描いた水と地獄の対比
中国の現代アーティストアイ・ウェイウェイは、65万個のレゴブロックを使って、モネの《睡蓮》を再現した大作《Water Lilies #1》を制作しました。
この作品は、モネの筆づかいをピクセル化したレゴブロックで再現し、現代のデジタル化された生活を表現しています。
また、この作品にはアイと父親が文化大革命時に住んでいた砂漠の穴ぐらを象徴する暗い部分があります。これはモネの絵にはない部分で、水の楽園と地獄の対比を描いています。
この作品は、4月7日からロンドンのデザイン・ミュージアムで開催される展覧会「Ai Weiwei: Making Sense」で公開されました。
レゴを販売するレゴ社は、公式商品としてアンディ・ウォーホルの《マリリン・モンロー》、フィンセント・ファン・ゴッホの《星月夜》、葛飾北斎の《富嶽三十六景:神奈川沖浪裏》などの再現商品を販売していますが、それらはせいぜい2000~3000個のブロックしか使っていないので、65万個使ったアイ・ウェイウェイの作品はけた違いです。