66年前に画学生から買った絵がデイヴィッド・ホックニーだった?
BBCの人気番組で衝撃の鑑定結果!
イギリスの放送局BBCは、日本でいえばNHKにあたる公営放送です。
そのBBCの人気番組が『アンティーク・ロードショウ』です。これは日本でいうところの『開運!なんでも鑑定団』で、家に眠る骨董品を専門家に鑑定してもらう趣向です。
2023年3月12日の放送では、初老の男性がでてきて、彼の祖父が今から66年前の1957年に若い画学生2人から購入したという絵を見せてくれました。
祖父は、ろくにお店もない田舎町で腹を空かせていた画学生たちを自宅に招いてランチをご馳走し、さらにご祝儀としてそれぞれから絵を1枚ずつ購入したそうです。
そのうちの1枚にはなんとデイヴィッド・ホックニーのサインがありました。
デイヴィッド・ホックニーといえば、イギリスを代表する画家で、その絵画作品が存命アーティストでは最も高額となる約102億円で落札されたことでも知られています。
とはいえ、この手の番組には贋作がつきものです。番組はホックニーの事跡を調べ、1957年に19歳のホックニーがたしかにその村を訪れていたことを突き止めました。筆跡鑑定でも真作という判断です。
番組司会者から、習作ながら2~3万ポンド(約300~500万円)の価値があるとつげられた持ち主は衝撃で言葉に詰まってしまいました。
あなたの家に大画家の習作は眠っていませんか?
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2023年7月15日から11月5日まで東京都現代美術館で「デイヴィッド・ホックニー展」が開催されました。日本では27年ぶりとなる大型個展で、ホックニーの60年以上にわたる画業をたどっています。特に注目すべきは、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作など、日本初公開となる作品群です。