岡本太郎の芸術の爆発を体感しよう!
東京の岡本太郎記念館が25周年で大胆な蔵出し

川崎市岡本太郎美術館では、2023年7月8日(土)から10月1日(日)まで、岡本太郎の全貌を知ることができる「凱旋! 岡本太郎」展を開催しています。


今回の展覧会では、2022年から23年にかけて、大阪・東京・愛知で行われた大規模巡回展から帰ってきたコレクションを中心に、岡本太郎のさまざまな作品や資料が展示されます。


特に注目すべきは、これまで未公開だったインダストリアルデザインやドローイング、写真などです。これらは、岡本太郎の制作過程や民族学的視点を垣間見ることができる貴重なものです。


また、無料で入場できるロビーでも、NHKの人気番組をフィーチャーした「超凱旋!タローマン」展を見ることができます。

館内は写真撮影自由で、最後のコーナーでは作品をスケッチするための紙と鉛筆も用意されています。楽しかったので、ぜひご体験ください。


一方、東京・南青山岡本太郎記念館は、 2023年7月13日(木)から11月26日(日)まで、開館25周年記念の企画展「令和の蔵出し」を開催しています。


この展覧会は、開館後に寄贈されたものなど、まだ一度も公開されていない秘蔵作品群を一挙に披露するものです。


その中には、50年代初頭の油彩や未発表彫刻の原型など、太郎史に刻まれるべき貴重な作品も含まれています。


岡本太郎記念館は、作家が1996年に亡くなるまで42年間暮らしていた自宅兼アトリエです。


住宅規模の小さなミュージアムですが、生前使っていた道具なども見ることができ、岡本太郎の息吹をいまに伝える高濃度の体感空間として、多くのファンに支持されています。


岡本太郎は、「芸術は爆発だ」と言いました。彼の作品は、今もなお、私たちに衝撃や感動を与えてくれます。2つの展覧会は、岡本太郎の芸術の爆発を体感できるチャンスです。


関西の方には、2023年07月15日(土)から 2023年12月17日(日)まで、滋賀県立陶芸の森 陶芸館で特別展「岡本太郎 アートの夢~陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」が開催されています。


岡本太郎といえば、核爆弾の恐怖を描いた巨大壁画《明日の神話》(渋谷駅に設置)が有名です。終戦記念に岡本太郎展はいかがでしょうか。


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川崎市岡本太郎美術館
岡本太郎《玄想》(岡本太郎記念館)
滋賀県立陶芸の森 陶芸館

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