ミュシャはこんなにも多才だった!
マルチ・アーティストの魅力に迫る展覧会が全国を巡回中
アルフォンス・ミュシャは、アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られています。ミュシャはポスターや広告での活躍が有名ですが、そのほかにも書籍や雑誌の挿絵、商品のパッケージ、切手や紙幣、宝飾品など、多岐にわたる分野で活躍しました。
2023年から2025年にかけて、日本全国で「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」という展覧会が全国を巡回しています。この展覧会は、ミュシャの芸術について幅広く知れる絶好の機会で、以下の開催地で巡回展示がスケジュールされています。
①【京都】美術館「えき」KYOTO:2023年2月17日~2023年3月26日
②【福岡】福岡市美術館:2023年4月8日~2023年6月4日
③【広島】ひろしま美術館:2023年9月2日~2023年10月29日
④【名古屋】松坂屋美術館:2023年12月9日~2024年1月21日
➄【熊本】熊本市現代美術館:2024年2月10日~2024年4月7日
⑥【山形】天童市美術館:2024年4月19日~2024年6月16日
⑦【三重】パラミタミュージアム:2024年8月3日~9月29日
⑧【横浜】そごう美術館:2024年11月23日~2025年1月5日
この展覧会では、チェコ在住のズデニェク・チマル博士のコレクションから、デザインに関係の深い作品を選んで展示しています。特に、一点しか存在しないオリジナル作品群は貴重で魅力的です。また、ミュシャが撮影した写真も豊富に展示しているので、彼のプライベートライフをかいま見ることができます。
また、東京の府中市美術館は、芸術家 アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)の版画と油彩画作品の両者にフォーカスを当てた展覧会「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」を2024年9月21日から12月1日まで開催しています。
ミュシャの日本での人気はすさまじく、2023年9月には、世界で初めてのミュシャ財団公認ブランド「MUCHA(ミュシャ)」の1号店が有楽町ルミネに誕生したほどです。ちなみに2号店は、ミュシャの母国であるチェコの首都プラハと姉妹都市関係にある京都の高島屋S.C.に10月オープンしました。オフィシャルオンラインストアもあるので、そちらもチェックしてみてください。
ちなみにミュシャという名前はフランス語読みで、故郷のチェコではムハと呼ばれています。