サルバドール・ダリの伝記映画『ウェルカム トゥ ダリ』が2023年9月1日から劇場公開!
ダリとガラの夫婦の秘密が明かされる
20世紀を代表するシュルレアリスム画家サルバドール・ダリの伝記映画『ウェルカム トゥ ダリ』が2023年9月1日(金)より全国劇場公開されます。原題は『Daliland』(ダリランド)でした。
映画は、1973年にニューヨークで開催されたダリの展示会をサポートする若いギャラリー助手ジェームスの視点から、ダリとその妻ガラの結婚生活や創作活動を描いています。
ダリの映画といえば2008年の『天才画家ダリ 愛と激情の青春』がありましたが、その映画は同性愛者の詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカとダリとの恋愛感情の混ざった友情を描いたもので、厳密にはダリの伝記とは言い難いものでした。
ですから本作に対する期待は非常に大きいものです。
ダリといえば、友人の妻であった10歳年上のガラと略奪婚したことでも有名です。
ガラとの結婚生活は死ぬまで続きましたが、お互いに浮気は公認で、ガラは複数の男性と浮名を流し、ダリにもアマンダ・レアという35歳年下の歌手・女優の愛人がいました。
トランスジェンダーとの噂があったアマンダ・レア役は、性別適合手術を受けたトランスジェンダー女性のアンドレア・ペジックが演じています。
ダリ役には映画『ガンジー』でアカデミー主演男優賞を受賞した名優ベン・キングズレー。
ガラ役は、ドイツの女性革命家を演じた映画『ローザ・ルクセンブルク』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したバーバラ・スコヴァ。
若い頃のダリ役として、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの人気俳優エズラ・ミラーも出演しています。
メガホンを取るのは、アンディ・ウォーホル殺害未遂犯のヴァレリー・ソラナスを描いた映画『I SHOT ANDY WARHOL(アンディ・ウォーホルを撃った女)』でデビューした女性監督メアリー・ハロンです。
ハロン監督は、「裏マリリン・モンロー」と呼ばれた有名ボンデージ・モデルの伝記映画『ベティ・ペイジ』や、女優シャロン・テート殺害で知られるカルト教団チャールズ・マンソン・ファミリーを題材にした『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』など、実話を基に、強烈な女性の映画を撮ることに定評があります。
今作ではダリの妻ガラが、肉食系の女性として登場します。
はたしてどのような描かれ方になっているのでしょうか?