香月泰男の展覧会「魚海図鑑」が開催中!
食材としての魚から海の美しさまで描いた画家の世界とは?
香月泰男は、戦争とシベリヤ抑留を経験した画家として知られていますが、その一方で、食材や動物、風景などを描いた作品も多く残しています。
1950年代には”厨房の画家”と呼ばれるほど、食材を数多く描いています。
特に魚は、香月にとって身近な食材であり、美しいモチーフでもありました。
香月泰男自身が、魚が”私の味覚神経をそだててくれた”と記しているほどです。
香月泰男は、魚の種類や形態、色彩に興味を持ち、油彩やデッサンで数多く描きました。
山口県の香月泰男美術館では、2023年7月1日(土)から9月25日(月)まで、香月が描いた魚と海を中心とした作品を紹介する展覧会「香月泰男の魚海図鑑」を開催しています。
本展では、香月泰男の魚介図鑑とも言える作品群から、ユーモラスさや命への慈しみ、自然の織り成す美しさの表現を感じていただけます。
また、同時開催として、戦後にシベリヤ抑留を経験した香月泰男の代表作「シベリヤ・シリーズ」が完成するまでの過程を検証する企画も行っています。
8月5日(土)、6日(日)には、夏休みイベントとして天然木を使ったおもちゃづくり教室も開催しています。ぜひお越しください。