三岸節子と長谷川春子が描いた戦争と平和!
衝撃の真実が明らかに!

三岸節子「自画像」1925年


2023年3月7日にNHK・BS1で放送された「春子と節子 “女流”画家を超えて」は、戦前・戦中に女性画家のおかれた苦境など、知られざる歴史的事実を掘り起こして、反響を呼びました。


そこでNHKEテレ・日曜美術館では7月16日に「友よ!我らの美しき野は… 画家・三岸節子と長谷川春子」と題して、さらなる特集を組みました。


これらの番組は、女性洋画家の先駆者的存在である三岸節子と長谷川春子の生涯を通して、戦前、戦中、戦後のジェンダーをめぐる当事者たちの闘いをみつめたものです。


日曜美術館の番組冒頭では「女流画家と申しますのは、大変な差別がございました」と語る三岸節子のインタビュー映像が流されます。


画壇でも家庭でも女性は男性の下に置かれていた時代に、三岸節子と長谷川春子は姉妹のように手を取り合って女性画家の地位向上に力を注ぎました。


しかし、戦争が始まると、長谷川春子は戦争に協力する絵を描くことで女性画家の地位を上げようとし、三岸節子はそれを拒否したことで決別が訪れます。


戦後、戦争協力者として画壇を追放されたようなかたちになった長谷川春子に対し、順調にキャリアを積んだ三岸節子と、両者は対照的な人生を歩みますが、その後もお互いに気にかけていたことが番組では明らかにされます。


この番組は、三岸節子と長谷川春子の魅力を再発見するとともに、日本におけるジェンダー平等の闘いの歴史を知ることができる貴重な作品です。


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