フレスコ画の巨匠、絹谷幸二の原点に迫る!
天空美術館で「ヴェネツィア祝歌」展が開催中
2023年7月7日から12月10日まで、大阪の梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」では、特別展「ヴェネツィア祝歌」を開催しています。
絹谷幸二は、奈良出身でイタリア留学を経験した日本画家で、人類最古の壁画技法アフレスコを現代に復活させたことで知られています。
この展覧会は、奈良県立万葉文化館が開催する「飛鳥の祝歌 絹谷幸二展」との連携展示で、飛鳥(奈良)とともに絹谷藝術にとってもう一つの原風景と言える、若き日に留学をしたヴェネツィアに焦点を当てています。
「それまで私を束縛してきた日本的なるものが飛び散って、赤でも青でも、どんなイタリアの光彩も受け入れられると思った。」(『絹谷幸二 自伝』)と回想するように、ヴェネツィアでの体験は絹谷にとって特別なものです。
絹谷幸二の作品は、東西の美意識や文化を融合させ、生命への賛美や平和への祈り、人間の生きる智慧や夢と希望などを豊饒なるイメージと色彩で表現しています。
70年代初期の貴重なアフレスコ(壁画)から、ヴェネツィアでの鮮やかな記憶をたどって描かれた近作まで、絹谷作品をお楽しみください。
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