リサイクルショップで買った580円の絵が、有名画家の作品!?
オークションの見積価格が3700万円に

あなたがリサイクルショップで見つけた絵が、有名画家の作品だったとしたら、どう思いますか?

その絵が、オークションで数千万円の値がつく可能性があるとしたら?


そんな驚きの発見をしたのは、アメリカのニューハンプシャー州に住むある女性です。

彼女は2017年に、セイヴァーズというリサイクルショップで、4ドル(約580円)で油彩画を購入しました。

その絵には、ワイエスのサインがあったので「本物かも」と思って買ったのですが、インターネットで調べてもまったく情報が出てこなかったので、模写だと思っていました。


2023年のある日、彼女はフェイスブックの「壁で見つけた絵」のグループに、気まぐれで写真とストーリーを投稿しました。するとグループのメンバーから、ワイエス一族の作品を所蔵する美術館や、保存修復家の名前を教えてもらえました。


そして、元学芸員だった保存修復家が女性の自宅を訪れて鑑定したところ、なんと絵が本物だと判明したのです。


この絵を描いたのは、人気画家アンドリュー・ワイエスの父親のニューウェル・コンヴァース・ワイエスです。息子のほうが有名ではありますが、父親のほうも生涯に3000点以上の絵画と112冊の本の挿絵を描いた専業画家でした。


見つかった絵は、ヘレン・ハント・ジャクソンの著書『ラモーナ』の1939年版の表紙用にN・C・ワイエスが描いた4枚のうちの1枚でした。


絵は2023年9月19日にボナムスのオークションに出品される予定で、予想落札額は15万ドルから25万ドル(約2200万円から3600万円)です。

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ニューウェル・コンヴァース・ワイエスの絵画。Photo: Courtesy of Bonhams

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