2023年に最も売れた現代美術家は草間彌生
~オークション市場でデイヴィッド・ホックニーを抜いて首位
イギリスの保険会社ヒスコックスのレポートによれば、現代アート作家の2023年のオークション売上で、草間彌生が8090万ドル(約122億8000万円)で首位に立ちました。
ちなみに、2位はデヴィッド・ホックニーで5030万ドル(約76億3000万円)、3位は奈良美智で3600万ドル(約54億6000万円)でした。
2023年に落札された草間彌生の作品で最も高額なのは《A Flower》(2014)で、クリスティーズ香港で約1000万ドル(約15億1700万円)の値がつきました。
草間彌生の躍進は女性アーティストの地位向上と無関係ではありません。オークションで取り扱われる女性の現代アーティストの数は、2019年は261人でしたが、2023年には728人へと増加しました。
2023年の現代アートの売上に占める女性作家の割合は32%となりました。