日本橋高島屋で盗難事件が発生! 1000万円の純金製茶わんは古物買取店で見つかる

東京・日本橋の高島屋で開催された展示即売会「大黄金展」から、純金製の茶わんが盗まれるという事件が発生しました。この茶わんは、販売価格が約1040万円、重さが約380グラムの高価な品でした。


幸いなことに、この茶わんは数日後に台東区内の古物買取店で見つかりました。防犯カメラに映っていた映像から容疑者が割り出されたのです。逮捕されたのは、無職のH容疑者(32歳)です。彼は窃盗容疑で拘束され、盗んだ茶わんを約180万円で古物買取店に売却したことが明らかになりました。


容疑者は、「ケースを触ってみたらロックされていなくて盗めそうだったから」という理由で犯行に及んだと供述しています。約1000万円の茶わんがそんなに簡単に展示されていたのはリスクが大きいですね。海外ではありえない、安全神話のある日本ならではのことだと思います。


また、容疑者は盗んだ茶わんを近くの古物買取店で換金しているのですが、180万円というその価格は安すぎるようにも感じます。買い取ったお店は即日、別の古物買取店に480万円の価格で転売をしているので、最初から専門のお店に持っていけばもっと高く売れたのではないでしょうか? 美術品を売るときにはいくつかのお店で見積もりを取ることが大切です。

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