夢二の旅路は人生だ
~竹久夢二美術館で夢路の旅の軌跡を追う

竹久夢二は、日本の大正ロマンを代表する画家・詩人です。彼は生涯の多くの時間を旅に費やし、その中で様々な風景や人物に出会い、作品に反映しました。


夢二の旅は、彼の感性や想像力を刺激するだけでなく、彼の孤独や愁いをも表現する手段となりました。


夢二の旅には、二つの側面があります。一つは、日本各地を巡る国内旅行です。夢二は、東北から九州まで、日本の自然や文化に触れる旅を繰り返しました。彼は、見知らぬ土地でのさまよいや出会いを楽しみながら、日本の美しさや哀愁を感じ取りました。夢二の作品には、日本の風俗や風景が多く描かれており、日本への愛着や郷愁が伝わってきます。


もう一つは、欧米を回る外遊です。夢二が晩年になってようやく実現した夢の旅です。彼は、2年4か月をかけて、フランスやイタリアなどのヨーロッパの国々を訪れました。夢二は、西洋の芸術や文化に触れることで、新たなインスピレーションを得ました。その後の作品には、異国情緒あふれる色彩や構図が見られ、彼の豊かな想像力が発揮されています。


東京都文京区竹久夢二美術館(弥生美術館併設)では、2024年1月5日(金)から2024年3月31日(日)まで展覧会「夢二の旅路 画家の夢・旅人のまなざし」を開催しています。夢二の旅は、彼の作品に大きな影響を与えました。その軌跡をぜひ御覧ください。


一方、岡山県夢二郷土美術館(夢二生家記念館・少年山荘)では2023年12月12日(火)から2024年2月25日(日)まで、企画展「夢二生家 ふるさとの冬」を開催しています。


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