シャガールの”三大リトグラフポスター”とは?
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幻想的な色彩と、浮遊感のある描写によって、観る者を夢のような世界に誘ってくれる、マルク・シャガール。安定して非常に高い人気を誇っており、世界各国の美術館に作品が所蔵されています。
シャガールは、油彩作品だけではなく、版画の制作にも情熱を注いだ画家でもありました。そこには、”多くの人に自分の絵を楽しんでもらいたい”という画家としての想いがあったのです。そんなシャガールは、絵画のほか教会のステンドグラスや本の挿し絵、陶芸、舞台装置、モザイク作品、ポスターなど様々なデザインも手掛けており、その多くは、観賞用の美術作品として、リトグラフ(石版画)が刷られました。
なかでも、特に人気を誇る”三大リトグラフポスター”があるのをご存じでしょうか?今回は、お探しの方も多いシャガールの三大リトグラフポスターをご紹介します。
1.「ポスター:ロミオとジュリエット」
1964年、シャガールはフランスの文化大臣であったアンドレ・マルローの依頼を受け、パリのオペラ座の天井画を手掛けました。
そして完成したのは、モーツァルトやドビュッシーなど、10人の名だたる音楽家によるオペラ作品が題材である「夢の花束」。それぞれのオペラ作品の世界観が、シャガールの鮮やかな色彩によって表現され、オペラ座の天井を豪華絢爛に彩りました。
天井画のなかでも、「ロミオとジュリエット」をテーマに描かれた部分は、リトグラフ作品として5000部刷られました。”愛の画家”シャガールによって描かれる恋人の姿は、観る者を魅了します。
2.「ポスター:魔笛」
1967年、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ座でのモーツァルトのオペラ「魔笛」公演のために制作され、3000部リトグラフ作品として刷られました。シャガール自身も好んでよく聴いていたというモーツァルトの音楽が、幻想的に表現されています。
主人公の一人であるタミーノが魔法の笛を吹く姿や、笛の音を聴いて森から出てきた動物たちの姿が描かれています。
3.「ポスター:カルメン」
1966年の、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ座での公演ジョルジュ・ビゼー作曲「カルメン」のために制作され、3000部リトグラフが刷られました。自由奔放な女カルメンと、一途な男ドン・ホセによって繰り広げられる情熱的な恋愛のストーリーが、赤い背景とダイナミックな構図によって見事に表現されています。
公演のポスターなどによっても多くの人々の目を楽しませていたシャガール。特に、三大リトグラフポスターと呼ばれる3点は、現在も時を超えて美術作品として需要が高い作品です。
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