モネ、ルノワールをはじめ印象派が一堂に!
光と色の革命を起こした画家たちの共通点とは?
19世紀後半のフランス美術界は、伝統的なアカデミズム絵画に対抗する新しい潮流が次々と生まれた時代でした。
その中でも最も革新的で影響力のあったのが、印象派と新印象派です。
彼らは、自然光のもとで移ろいゆく風景や人物を描くことで、絵画に新たな息吹を吹き込みました。
2023年6月20日から10月9日まで、東京・白金台の松岡美術館で、所蔵するモネ、ルノワール、スーラなどの名作を一堂に会する「モネ、ルノワール 印象派の光」展が開催されています。
印象派の画家たちは、19世紀後半のパリの都市改造や市民生活の変化に呼応して、伝統的な絵画に挑戦し、光に満ちた新しい表現を生み出しました。
本展では、印象派から新印象派へと発展する過程をたどりながら、彼らの芸術的な探求心や表現力に迫ります。
また、美術館の創設者である松岡清次郎が印象派の絵画に惹かれた理由や背景にも触れます。光に満ちた極彩色の絵画の数々をご堪能ください。
印象派とは、1874年から1886年まで8回開かれた印象派展の参加メンバーに対する呼称です。8回すべてに参加したピサロ、現在まで続く人気のモネやルノワールなどを中心に展示しています。
新印象派は、スーラ《アニエールの水浴》をきっかけに始まり、シニャックやクロッスなどが引き継いだ点描技法の画家たちです。アンリ・マティスなど若い世代にも影響を与えました。
松岡美術館の印象派・新印象派コレクションが一挙に公開されるのは6年ぶりです。お見逃しなく。