竹久夢二展で見つかる意外な一面!
モダンガールに恋した男のロマンチックな物語

日本画から洋画、版画、商業デザインまで多岐にわたる分野で活躍した竹久夢二。


東京都文京区竹久夢二美術館で、企画展「夢二が見つめた1920年代 -震災からモダンガールの表現まで-」が、2023年7月1日(土)~9月24日(日)まで開催されています。


彼は独自の美人画で大衆の心をつかみ、日本の近代化を象徴する存在でした。


本展では、夢二が1920年代に制作した作品を中心に紹介しています。


関東大震災にまつわるスケッチやエッセイ、モダンガールを描いた雑誌『婦人グラフ』の表紙絵、アールデコの影響を受けた商業デザインなど、時代の移り変わりを感じさせる作品があります。


また、夢二の恋愛や生活にもスポットを当てて、約100年前の文化とともに振り返っています。夢二の多彩な表現と鋭い視点に触れることができる展覧会です。


7月15日(土)、8月19日(土)、9月16日(土)は、午後2時から担当学芸員が展示解説を行うのでぜひお越しください。


岡山市中区夢二郷土美術館・本館では、企画展「Taisyo Romantic Design-夢二のモダン×伝統デザイン-」展が、2023年6月6日(火)~9月10日(日)まで開かれています。


1914(大正3)年に夢二が東京の日本橋に開いた港屋絵草紙店では、夢二がデザインした封筒や千代紙、木版画などを販売していました。


異国からもたらされた絵画やデザインに関心を寄せていた夢二はそれらと日本の伝統文様とを融合し唯一無二のデザインを展開しました。


本展では、夢二のスクラップブックから夢二デザインのイメージソースを辿ります。また、夢二式美人に応用された夢二デザインの形も紹介します。


また、夢二がアールヌーヴォーから影響を受けた作品《千代紙「きのこ」》が新収蔵となったので、本展にて初公開しています。


夢二郷土美術館の別館である「夢二生家記念館・少年山荘」では、2023年6月13日(火)~2023年9月3日(日)の期間、企画展「夢二生家 ふるさとの夏」を開催しています。こちらも一緒にご覧ください。


中部の人には、浜松市中区平野美術館で特別展「竹久夢二展−大正ロマンに魅せられて−」が開催中です。こちらは2023年8月13日までとなります。


関西の人には、京都市右京区福田美術館で回顧展「生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」が開催されています。こちらは2023年10月9日まででしたが、2024年3月15日~5月6日まで、富山県高岡市美術館に巡回しています。


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東京都文京区・竹久夢二美術館
岡山県岡山市・夢二郷土美術館 本館
静岡県浜松市・平野美術館
京都府京都市・福田美術館

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