黒部峡谷の美と恐を水墨画で感じよう!
日本画家・田渕俊夫が峡谷を描いた屏風を黒部市に寄贈
黒部峡谷は、日本有数の深い渓谷で、豊かな自然と壮大な景観が魅力です。しかし、その美しさの裏には、厳しい自然環境や人間の営みの歴史があります。
そんな黒部峡谷の両面を見事に描き出した日本画家が、田渕俊夫です。
彼は、長年にわたって黒部峡谷を取材し、水墨画や屏風などで表現してきました。彼の作品は、黒部峡谷の雄大さや神秘さだけでなく、人間と自然の関係や葛藤も感じさせます。
今回、田渕俊夫は黒部市に《黒部心象 奥鐘山》など水墨画屏風を5点寄贈しました。
これは、宇奈月温泉開湯100周年と黒部市芸術創造センター・セレネの開館30周年を記念したものです。寄贈作品は、黒部峡谷の冬景色や滝などを描いたもので、繊細で力強い筆致が印象的です。
これらの作品は、現在セレネで特別展として公開されており、2023年7月19日まで見ることができます。田渕俊夫の作品に触れることで、黒部峡谷の魅力を再発見できるかもしれません。