パリで活躍した日本人女性銅版画家、
南桂子の世界を東京・日本橋で体感する

東京の日本橋にある個人美術館「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」で展覧会「南桂子 銅版画展 ー 静かな王国」が開かれています。


南桂子は、長谷川潔、浜口陽三と並ぶ、日本を代表する銅版画家です。


1911年、富山県に生まれた南桂子は、その地で結婚して一児の母になったのですが、戦後に30代で子どもを連れて東京に出て、油絵を学んで描くようになりました。


さらに40代になってからの1954年、パリに渡って銅版画を習い、銅版画家として活躍しました。


パリで南桂子は2人目の夫の浜口陽三と暮らしました。浜口陽三も国際的に有名な銅版画家です。


晩年に日本へ帰国した浜口陽三・南桂子夫妻のために、浜口の実家のヤマサ醤油がスポンサーとなって1998年に「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」を開館させました。


南桂子の作品は、鳥や少女や一本の木など、シンプルで美しいモチーフを繰り返し描いています。彼女の作品には、孤独と幸福が淡い色彩とともに表現されています。


今回の展覧会では、南桂子約45点、浜口陽三約10点の銅版画を見ることができます。期間は5月27日から8月6日までです。


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