バスキアの自画像が約63億5000万円で落札!
バスキア作品史上8位の高額に

ジャン=ミシェル・バスキアの自画像《Self Portrait as a Heel(Part Two)》(ヒールとしての自画像パート2)が、11月15日のニューヨークでのサザビーズ・オークションに出品されました。


1982年制作のこの8フィートの大作は、4000万ドルから6000万ドルの予想価格となり、最終的に4200万ドル(約63億5000万円)で競り落とされました。バスキア史上8位の高額落札です。


この作品は前回は1999年のクリスティーズでのオークションで、77万2000ドルで落札されました。24年間で5.4倍になった計算です。


作品タイトルにあるヒールとは、プロレスの“悪役”を意味しており、黒人として差別されたバスキアの当時の心境を反映していると言われています。


パート1である《Self Portrait as a Heel》は、2010年にニューヨークのクリスティーズで手数料込み590万ドルで落札されました。また、このシリーズ最後の作品である《Hollywood Africans 》(1983)は、アメリカのホイットニー美術館所蔵となっています。


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《Self-Portrait as a Heel (Part Two)》(1982)
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