【歌舞伎座10周年記念】
中島千波が描く新緞帳「富貴花競苑図」の秘密に迫る!


歌舞伎座に訪れたことがある方なら、開演前に幕が上がると目に飛び込んでくる美しい緞帳に感動したことがあるでしょう。


緞帳は歌舞伎座の顔とも言えるもので、そのデザインや色彩は時代や流行に合わせて変化してきました。


今回は、2013年にリニューアルした第5期歌舞伎座の10周年を記念して株式会社伊藤園が寄贈した新しい緞帳をご紹介します。


この新緞帳は、日本画家の中島千波画伯が描き下ろした作品で、「富貴花競苑図」というタイトルが付けられています。


その名の通り、競い合うように咲き誇る色彩鮮やかな牡丹の花が描かれており、その調和した端正な佇まいは、優雅な気品とゆるぎない風格で満ち溢れています。


牡丹は「富貴花」とも呼ばれ、歌舞伎座を象徴的に表現しています。また、満開の花と蕾には伝統芸能の永続や安寧への願いが込められています。


この新緞帳は、新しい歌舞伎座の10周年を祝うだけでなく、日本の良き伝統文化を後世に継承するという株式会社伊藤園の想いも反映しています。


同社はお茶のリーディングカンパニーとして、茶文化の啓蒙活動に取り組んでおり、茶道や茶室なども支援しています。


お茶と歌舞伎は、日本人の心や美意識を育んできた文化です。歌舞伎座に行った際には、ぜひ新緞帳に目を向けてみてください。


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