「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」
ポーラ美術館で開催中の展覧会が注目される理由

日本画と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 古典的で伝統的な絵画でしょうか? それとも、現代的で革新的な絵画でしょうか?


実は、日本画という概念は、明治時代に西洋絵画との接触によって生まれたものです。それ以前に、日本の絵画が「日本画」と呼ばれることはありませんでした。


日本画は、西洋絵画との対話の中で、新しい表現形式として確立されました。しかし、その過程では、日本とは何かという問いに直面することになりました。


日本画家たちは、自分たちのアイデンティティを探求するために、さまざまな試みを行いました。表現手法や材料、形式などを変化させたり、西洋の主題や構図を取り入れたり、油彩や水彩などの異なる技法に挑戦したりしました。


そんな日本画の歴史を紹介する展覧会が、神奈川県箱根町ポーラ美術館で、2023年7月15日(土)から12月3日(日)まで開催されています。


「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」と題されたこの展覧会では、明治から現代までの日本画の展開をダイナミックに紹介します。


近代の日本画を牽引した横山大観や杉山寧らの名品から、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、東山魁夷、加山又造、杉本博司、高山辰雄、岸田劉生など現代の多様な作家たちの新作まで、約100点の作品が展示されています。


また、同時代の洋画家たちの作品もあわせて展示することで、日本画と洋画という二分化が意味をなさなくなった21世紀のアートシーンにおける「日本画」の可能性に迫ります。


日本画は古典的でもあり現代的でもあります。伝統的でもあり革新的でもあります。その矛盾するような魅力を感じることができる展覧会です。ぜひ足を運んでみてください。


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中段の孔雀の絵が、杉山寧《薫》1975年

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