「太陽の塔」、ついに重要文化財に!
55年の歴史が語る日本のレガシー
1970年の大阪万博の象徴として誕生した岡本太郎の《太陽の塔》が、この秋、国の重要文化財に指定されることが決定しました。高さ約70メートルのこの塔は、過去・現在・未来を表す三つの顔をもち、日本の高度経済成長期を象徴する存在として長年愛され続けてきました。
実は万博終了後、解体される予定だった《太陽の塔》。しかし、市民の声や文化的価値の再評価により、保存が決定。2018年には内部展示を含めた再公開が行われ、多くの来場者を魅了しました。
文化審議会が今回の指定について「技術的に優秀で、歴史的価値が高い」と評価したことからも分かるように、《太陽の塔》は単なる万博の遺産ではなく、日本の文化・芸術・技術の発展を示す重要な象徴です。次なるステップはもしかして“世界遺産”?
