京都の伝統と現代アートが出会う「村上隆 もののけ 京都」展
~入場者先着5万名には限定トレーディングカードのプレゼントも!

京都は日本の古都として多くの文化を育んできた街です。そんな京都で2024 年2月3日(土)から9月1日(日)まで開催されるのが、京都市京セラ美術館 「村上隆 もののけ 京都」展です。世界的アーティスト・村上隆さんの、日本では8年ぶりとなる大規模個展で、170点近い展示作品の多くが新作になるというのですから、いやがおうにも期待が高まります。


記者発表会は、祇園の芸妓さんたちが舞台で「手打ち」や「紅葉売」の舞を披露するという、京都らしい華やかさで始まりました。村上隆さんは、芸妓さんたちの「鍛錬された芸術性」に感銘を受けたそうで、自身の作品にも日本の美術独特の「奥行き」を展開したいと語りました。


展示の見どころのひとつは、室町後期から江戸初期にかけて描かれた「洛中洛外図」をモチーフにした大作です。4000人もの人々が登場するという高さ3m、長さ16mの壁画は、市民生活の喜怒哀楽を細部まで描き出しています。村上隆さんは、この作品に「もののけ」のテーマを盛り込んだそうです。華やかな京都の裏にある「暗部」をも表現したのでしょうか。


村上さんは、「日本での個展はこれが最後になるかも」と言いながら、「今後の日本の美術興行の在り方をひっくり返すぐらいのインパクトがある展覧会にしたい」と抱負を話しました。京都の伝統と現代アートが出会うこの展覧会は、見逃せないものになりそうです。入場者先着5万人には村上隆制作の限定トレーディングカードのプレゼントもあります。


ネットで高額転売されている限定トレーディングカードの配布があり、また京都市内の学生は入場料無料となることが発表されたこともあり、初日から展覧会はたいへん混雑していて、先着5万名のカード配布が終わるまでは、朝8時から整理券が配布されている状態です。お出かけの際はご注意下さい。


◾️京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」
期間:2月3日〜9月1日
開館時間:10:00〜18:00(最終入場は17:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
場所:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
観覧料:一般2200円(2000円)、大学・専門学校生1500円(1300円)、高校生1000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、20人以上の団体料金
※京都市内に在住の大学生・専門学校生・高校生、および京都市内の大学・専門学校・高校に通う学生は無料


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