フランスの磁器ブランド「ベルナルド」の展覧会「トランスミッション」が伊勢丹で開催中
フランスの陶磁器メーカー「ベルナルド」が、創業160周年を記念して、現代アーティストとのコラボ作品の展覧会「トランスミッション」を東京の伊勢丹で開催しています。陶磁器の新たな可能性を広げる作品が見どころです。
コラボレーションしたアーティストは、ジェフ・クーンズやJRなど有名どころが揃っています。ジェフ・クーンズは自身の作品を磁器で制作するために「ベルナルド」にアプローチしました。「ベルナルド」は期待にこたえて、磁器でメタリックな光沢の再現に成功し、2023年末のジェフ・クーンズの新作《ダイヤモンド(ブルー)》を完成させました。また、JRはくしゃくしゃにした紙を磁器で再現できたらコラボすると言い、「ベルナルド」はその難題を見事にクリアしたそうです。
また、磁器の歴史や技術、アーティストとのコラボレーションの過程などをショートムービーで紹介し、磁器の魅力に迫るなど「ベルナルド」らしさも堪能できます。「トランスミッション」展は、アートと磁器の見事な融合に触れるチャンスです。伊勢丹新宿本店では2月20日まででしたが、赤坂のイセタンサローネでは2月28日から4月2日まで開催されています。ぜひ足を運んでみてください。
また、今回の展示には含まれていませんが、ベルナルドはジョアン・ミロとコラボした食器も発表しています。陶磁器が好きだった祖父のために、ミロの孫にあたるジョアン・プニエット・ミロさんが依頼して実現したものだそうです。商品棚にあるかもしれませんので、こちらも併せてご覧ください。
2022年にベルナルドは、パリ、ニューヨークに続き表参道の骨董通りに旗艦店を持ちました。スペシャルな食器を探したいときにはぜひどうぞ。