「シュルレアリスム宣言」発表から100年!
東郷青児、岡本太郎ら日本のシュルレアリスム作品を特集

展覧会「シュルレアリスムと日本」は、アンドレ・ブルトンによる「シュルレアリスム宣言」発表から100年を記念したものです。


シュルレアリスムはフランスで生まれ、詩、思想、絵画に大きな影響を与えた思想です。日本では、1920年代後半に古賀春江や東郷青児、福沢一郎などがシュルレアリスムを試み、戦時中には監視の対象となりましたが、戦後には山下菊二や岡本太郎などの画家たちが日本独自のシュルレアリスム作品を生み出しました。


本展では、東郷青児が1929年に二科展に出品した《超現実派の散歩》や古賀春江《鳥籠》、福沢一郎《他人の恋》などを日本のシュールレアリスム的表現の先駆と位置づけています。


上記の作家のほか、靉光(あいみつ)や北脇昇らによる象徴的な作品や、戦中・戦後の激動の時代にシュルレアリスムと対峙した画家たちの軌跡など約120点が紹介されます。


この展覧会は、シュルレアリスムの芸術運動がどのように日本で受け入れられ、発展してきたかを探る貴重な機会を提供しています。入場料も一般650円とリーズナブルなので、都内の方はぜひご覧ください。


巡回予定
京都文化博物館:2023年12月16日(土)〜2024年2月4日(日)
板橋区立美術館:2024年3月2日(土)〜4月14日(日)
三重県立美術館:2024年4月27日(土)〜6月30日(日)

三重県立美術館
京都文化博物館
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